ライオンズクラブ国際協会334-Ｂ地区・地区ガバナー紹介（スローガン・提案趣旨）

ライオンズクラブ誕生から一世紀を迎えようとしている今、我が国においては昨年3月11日東日本大震災で起きた未曾有の大震災により国の経済が大きく疲弊し、加えて原子力発電所の事故による広範囲な放射能汚染は国民生活に深刻な影響を与え、過酷な状況に追い込まれています。
　また、日本を取り巻く諸外国にあっては、欧州の財政危機、米国の巨額債務等に端を発した株安超円高という経済危機は世界恐慌へ突入する危惧さえ予見させる真に激動の時期に遭遇しています。かような現実を背景とし政治・経済・金融が困窮を極め、その結果、人心の荒廃が進み、更に異常気象による環境破壊等、我々を取り巻く生活環境は一段と厳しくなり、混乱と悪弊を及ぼしています。経済優先の時代にあって、東北から発信された“人の絆”の大切さ、人間としての心の豊かさ優しさ思いやりが忘れられているような気がしてなりません。
　今こそ我々はライオンズの原点である“我々は奉仕する”を合言葉に、メンバーの絆を深め心を一つに事にあたらねばなりません。
　こうした状況の中、我々に課せられた期待は今まで以上に大きく、これに応えねばなりません。まずは東日本ひいては、日本全体の経済復興です。そして我国の将来を担う青少年の育成です。次世代を担う子供たちに生きる力を、豊かな心を、夢と感動を持てる社会を築くことこそが大切だと思います。その為にも一人でも多くの仲間を増やして“奉仕の和”を広げて行く事が重要だと考えております。